こんにちは。
地元民が気づかない幸せって結構あると思うんです。
日本海沿岸に住んで10年以上経ちますが、先日それを実感しました。
花火大会が開催されるのですが、面倒に感じて行ったことありませんでした。
一緒に行く人もいなかったので。
でも還暦が近くなってきて達観したのか
「別に一人で見ても花火は綺麗やろ」と思って見に行きました。
京都市や大阪府在住のころの「宇治川花火大会」「PL花火大会」(今はもうない)、「淀川花火大会」「天神祭奉納花火」などの激込みと行き帰りのハードさがトラウマになっていて、地方でも大変だろうと思っていたのですが・・・・
夜ランを兼ねて、花火大会会場から数キロ離れた公園の駐車場にクルマを停めて会場へ向かったのですが・・・・人がいない・・・いても犬の散歩の人とかだけ。
会場から300mほどにあるスーパーの駐車場も空いている・・・
都市部なら警備員がたっていて、停めさせてもらえないだろう。
「ひょっとして今日じゃなかったっけ?」と思いつつ走っていると・・・
ボン・ボンと花火が上がりだしました。
家族連れの方が散歩に出かけるような気楽な感じと雰囲気でふらふらと海岸へ向かっていきます。このユルい感じにカルチャーショックを受けました。
砂浜から防波堤までがいいスポットなのですが、スペースは余裕。砂浜の好きなところにレジャーシートを敷いて近距離から花火をのんびり見れます。
なんという贅沢・・・・
椅子とか持ってきたら特等席ですよ・・・こんな風景、都会ではありえへん・・
貴族だ。
夜ランはできたし何の苦労もなく花火は見れたし、小さいですが確かな幸せを感じることができました。
花火は約5000発で、都市部ほどの本数&規模ではありませんが、ラストのスターマインは素晴らしかったです。なによりこの優雅な雰囲気。
海沿いの地方ではこの時期、日程をずらしてちょくちょく花火大会をやっているので、こんな感じで気楽にお手軽に特等席で花火を堪能することができそうです。
ちなみに、ここは福井県南部の「高浜町花火大会」でした。有料駐車場でもたったの1000円ですし、JR若狭高浜、若狭和田駅から歩いてすぐです。京都市、大阪市からでも、見に行く価値あると思います。
「花火大会って、こんなに気楽に手軽に楽しめるんだ」と感じてもらえると思います。
都会は楽しい貴重なイベントが盛りだくさんだと思いますが、それなりにお金が必要で、手間も時間もストレスもかかりそうです。
田舎(地方都市?)はイベントは少ないですが、無料、少額で楽しめることがほとんどで、ふらっと行けてストレスもほとんどないことが多いと思います。
地方の人は、こういう地方ならではの素晴らしいことをたくさん知っていて、あえて隠しているのでは?と思ってしまいます。実際にそうかもしれない。
ランニングでいうと、信号&クルマの少ないコースをアレンジし放題、起伏や平坦、ワインディング、絶景などの条件を入れることもかなり容易です。
ただし、練習会とかはほとんどありません。皇居や駒沢公園、大阪の長居公園などの「ランニングのメッカ」みたいな場所もありません。
自分が住んでいるところのいいところを十分味わいつつ、楽しくランニングライフを楽しんでいきたいですね。
ありがとうございました。
今月の走行距離
目標 250km
本日まで34km