こんにちは。
走り込みの秋ですね。私は相変わらずぼちぼちです。
今まで
休日はマラソンありきで計画して楽しんでいました。
それ無しの休日をうまく楽しめてなかったのですが
今日はなかなか楽しく有意義に過ごせました。
年配者の定番・墓参りへ
気持ちも落ち着き、ようやく母の納骨後に墓参しました。
母の名が刻まれた墓石を見るのは勇気がいりましたが、父のそばに入れて良かったなぁと思いました。
一人で行ってもなぁ・・を打破してみました
コスモス畑が近くにあるので寄ってみました。

こういうところは夫婦やカップルなどで行かないと寂しいかな、と思ってましたが一人でじっくりと美しいコスモスを眺めていると幸せな気持ちになれました。
減反した田んぼに段々に植えられたそれは、見事でした。花が風に吹かれて揺れると,
まるで踊っているようでした。
田んぼのそばにお寺があってそこの仏像様も良かったです。ほとんど一本造りの木造で私は「地蔵菩薩坐像」に一番心惹かれました。装飾品?を身に着けず、質素な服装?で静かに佇んでおられる。それでいて一番存在感がありました。心が入っているというか・・・・いいなぁ。お地蔵さん推しになりそうな予感。
大当たりの無料施設
墓参後の楽しみにしていたのは、地元の里山に生息する在来種の淡水魚を鑑賞することで、その施設は「青垣いきものふれあいの里」です。公営でなんと無料です。
クルマで向かっていて「本当にこんなところにあるのかな」というところにありました。超穴場です。
HPではいきなりクマの出没情報が出てきて焦りますが、駐車場すぐのビジターセンターまでは全く安全です。フィールドワークのコースが山の中なのでそこは熊遭遇の可能性がある、ということですね。
ドジョウ・タナゴ・フナ・ナマズ・オヤニラミ・カジカなど日本の魚は多種多様でやっぱりいいなぁ。一人でじっくり堪能しました。例えば同じドジョウでも地域によって種類がちがうのですね。関東では見られない魚たちでいっぱいです。

堪能し終わって、一息ついたタイミングで男性の職員さんが出てこられて、ガイドしてくれました。地域の生息状況や外来種について、在来種の減少の原因など教えてもらいました。平日貸し切り状態ならでは?の思いがけない嬉しい「おもてなし」でした。
水槽内でのタナゴにも強弱、棲み分けがあって、一匹いるアブラボテというタナゴがとにかくやんちゃでほかのタナゴをひたすら追い払ってて、タイリクバラタナゴは余裕で逃げていますが、一匹、弱そうなヤリタナゴがいて、その子は普段、ずっと隙間にじっとしているそうですが、餌やりのタイミングで水槽の上の端っこに上がってきていました。弱いなりにたくましいな、と思いました。今度来た時にも生き延びていてくれることをねがってやみません。


ナマズの減少は田んぼの農薬の変化と水路のシステムが効率化して流れが止まった状態が頻繁に起こるのが原因の一つと考えられているそうです。昔は夜に田んぼ近くで「カバッ」とか音がしたものです。最近は聞かないなぁ。
以前、テレビ東京で「池の水、全部抜いてみた」って感じの番組が流行りましたね。
外来種やごみを排除して水を戻して保護すべき在来種を戻して多様性ある生態系に戻すっていうやつ。最近、聞かないからどうなったのか聞いてみたら「たぶん、水を抜いた時に土砂が流れるので、その悪影響があるからじゃあないでしょうか」と教えてくれました。そうなのか。ホント、勉強になるなぁ。おじさんになってからの学びは楽しいものです。
オヤニラミを見ていたら、「子育てお父さん」の同じ習性をもつ「トヨミ」を思い出しました。越前大野マラソンで鑑賞したトヨミです。一時、この地域でも見られたそうです。全長数センチのお父さんトヨミが、数十センチの外来種のスモールマウスバスから子供を守るために闘う写真を見て、胸がじーんと熱くなったのを思い出しました。オヤニラミお父さんも、そうなったら闘うのでしょうね。

マラソン、ランニングと全く関係ないことばかり書いてしまいました。
来週は神戸マラソンの前半コースを走るイベントに出る予定です。
ありがとうございました。