こんにちは。
また台風が日本に来ますが
天気図と予報をみながらタイミングをみて
楽しく安全に
ランニングしたいですね。
第8回 能登半島すずウルトラマラソン 楽しく完走してまいりました。
60kmではありますが自分にとって未知の距離のウルトラマラソン。
緊張感もありましたが、目標ペースで淡々と、楽しんで走り切ることができました。
何よりも
フルマラソンとはまた違う、
大自然の中で自分と向き合い・参加者と触れ合う素晴らしい体験でした。
やばいです。こっちの世界に入り込んでしまいそうです。
100kmはわかりませんが、ほどほどのキツさで
ゆったりペースでのんびり走り、エイドでは立ち止まってスタッフの方にきちんとお礼が言えて(フルマラソンでは走り抜けたいですよね)
絶景を愛で、苦しい坂を味わい・・
マラソンは人生の縮図、とか旅とか言いますが、
ウルトラマラソンはまさしくそうだと感じましたね。
最大の絶景ポイントのひとつ、見附島。
別名軍艦島。三平島とも呼ばれているそう。落語家の初代林家三平さんの髪型そっくりだから、だそうです。懐かしいですね。
とはいっても大会。走りを振り返る
一般道を交通ルール順守で走り、ガチガチなレースではないウルトラマラソン。
とはいえ、タイムはきちんと計測して順位もでるので
きちんと走りを振り返っていきます。
先日に設定した目標をクリアできればいうことなしです。
スタート時間は朝の5時。夜明け前です。
地元の体育館で当日受付、着替え、待機できました。
ナイトラン用の反射たすきを借ります。ヘッドランプを用意します。
スペースは十分で快適です。
スタート地点はすぐ横です。その間で給水、暖かいココアのおもてなしもありました。
ありがたいですね。十分に用意してある椅子で、ほっこりしながら開会式を待ち、あっという間にスタートです。
スタート直前。みなさん楽しみいっぱいな感じです。
100km完走目標の人は緊張感もよりいっぱいでしょうが。それも醍醐味ですね。
スタート~外浦(日本海外洋)まで
夜明け前の道を先導車についてゆっくり走っていきます。
キロ6分後半から7分ペースあたりです。徐々に速くなっていきます。
まず目指すのは見附島。(軍艦島)
とにかくポツンとあって大きいです。
到着するころに朝日を浴びて美しいです。
ここで反射タスキを返却し、ヘッドランプを預けます。
目指すは60kmにとっては最大の上りの難所大谷峠です。
とはいえ、レース序盤の数キロで傾斜もそれほどないので坂好きは楽しめると思います。
ただし、張り切りすぎてオーバーペースにならないようにするのが大事だとは思います。
20kmほどの地点で道の駅があり、(たしか第4エイド)そこではパンがもらえます。チャリダー・ランナー御用達の山崎製パン「薄皮ミニパン」シリーズでした。
そこを過ぎてすぐ、大谷峠を越える60kmと輪島方面を目指す100kmの分かれ道です。100kmの参加者が圧倒的に多いので寂しくなるかと思いましたがけっこう周りに人がいて安心です。
特に傾斜がきつい、周りの人の多くが歩いているところでは無理せず歩きました。
体力温存です。
上り切ったあとは下りです。
私は下りが大好きなのであまりブレーキをかけず、着地筋にバンバン負担をかけて下っていきます。
下りの途中でエイドがありお一人で運営されていました。
今回は台風の復旧支援などで地元の消防団をはじめ多くの方々が被災地に向かっているそうです。
そんななか、運営してくださっている皆様に感謝です。
預けていた着替えなどの荷物を受け取れます。
今回は晴天で、着替えはそれほど必要なかったですが
雨の日は着替えて生き返った気持ちになれるでしょう。
風が強い日はウインドブレーカーを羽織ったりできますし。
いちおうタオルなどを預けておいたので
アームウォーマーを外し、日焼け止めを塗りなおしました。
ここではおいしい能登米(品種・商品名いろいろあるはずです)で作った
おにぎりと味噌汁をいただきました。
険しい峠を越えた後に見える海を眺めながらのおにぎり。おいしかったです。
しみじみ味わううちに10分ほどまったりしてしまいました。
地元の小中学生さんたちとハイタッチして再スタートです。
お休みで遊びたいところ、歓迎してくれてありがとう。
アップダウンのある海岸線を満喫する
晴天の日は青く、曇天の日は鉛色の、どちらにしても旅情たっぷりの風情です。
今回は青い海。静かな海でした。
上っては下るコースでまんべんなく足に刺激が入ります。
確かこれがラケット坂だったかな。美しいカーブと絶景が楽しめます。
まさしくロング&ワイディングロード。
こんな道を走っていきます。
傾斜が10%超えていますが、景色が良く道幅が広いのできつく感じなかったですね。
こんな坂もありますが、自分の足と相談して歩くか、走るか決めていきます。
距離は短いので歩いてもそれほど平均ペースは落ちません。
19エイドの椿峠にある「つばき茶屋」さん。10年近く前にサイクリングで寄らせていただきました。ごはんが(お昼の定食だったかな)おいしかったです。
そのときは若い女性がきりもりされていました。今も繁盛してそうですね。「車に気ぃつけてきてくだし」の黄色い看板にお店のひとの優しい人柄が表れていますね。
場所柄ライダーやチャリダーのお客が多そうですが
次回はランナーとして訪れたいですね。
19エイドでは日本航空高等学校(日本航空大学校だったかな。どちらも近くの”能登空港”にある学校です)の方に
「オロナミンC」を開けてもらいました!まさしく 元気ハツラツ!!です。
珠洲を代表する名所狼煙の灯台
狼煙(のろし)の灯台は外せないでしょう。しっかり押さえてます。
かなりの急斜面を上っていきます。
動画はとりましたが写真はないです。
殆どの方はチェックしてなかったですが、灯台の先から崖を見下ろすと迫力ある岩礁が楽しめます。
灯台をぐるっと回って下に降りると道の駅・狼煙です。
道の駅でおいしい塩ソフトクリームを買って食べようと思っていたのですが
お腹ちゃぽちゃぽでパスです。
補給はエイドで十分だと思います。
私は基本・フルマラソンなどでも補給食を携帯しない
いわゆる丸腰で戦っております。
サブ4に到達しなくて途方に暮れたときに
様々な元気の出る高級ゼリーなどを試してみたいと思います。
節約・貧乏性の私には「10kmごとにゼリーを補給する」などの
快走のためにはお金を惜しまない人には当分なれそうもありません。
狼煙エイド。カレーがおいしかったです。たぶんボンカレーです。
エイドで終始「アミノバリュー」の提供があったのがありがたかったです。大塚製薬さん、ありがとう。
私には狼煙の灯台の後のアップダウン走が最高のランコースでした!
自分の中での圧巻のエリアは狼煙の灯台を過ぎてからの、山の中のアップダウンでした。
木漏れ日の中を上って下りてを繰り返す、極上コースでした。
大会の”のぼり”や→もなく、静寂の中を走っていきました。
「まさかと思うけどこの道であってるよな」と不安もよぎりましたが
途中で「あと〇〇km」の表示があり、安心しました。
基本的に「道なりに進む」で大丈夫です。
狼煙の楽しいアップダウンを終えたら
ひたすら淡々とフラットを走ります。
本当に淡々と走るコースです。
結果を振り返る
苦痛なく最後まで快調に走れました。
足腰・身体の不調・違和感も出ませんでした。
トータルの平均ペースはGarminで
7分4秒でした。平均移動ペースでは6分43秒でした。
合計時間は7時間16分。
移動時間は6時間55分。20分ほどエイドで休んだことになります。
お着換えエイドで10分ほど使ったのでエイドはややオーバータイムでした。
平均移動ペース≒走行ペースとして6分43秒なら目標達成です。
トータルタイムは7時間18分で
目標タイムの7時間30分をクリアしました。
トータルでは目標達成です。
前半に無理せず、上りで歩くところは歩いたのが今回は良かったです。
昨年度は男子130名・女子20名くらいの参加だったような。
今年もそれくらいとしてまずまず頑張ったほうかな?
順位はもとより、目標タイムを上回ったので良かったです。
珠洲市の「珠洲焼」でできた完走メダルです。ずっしりしています。
今後の日程とトレーニング
60kmを走り切ったことで
距離に対する不安がぐっと減りました。
「30km走いうても60kmの半分やし」と考えると
一人でも30kmをこなしていける気がします。
自分の中ではこれは大きな収穫ですね。
秋のマラソンシーズン前の
スタミナ強化・長距離トレーニングは
今回で総仕上げができたと感じます。
なので今後は11月23日の
がんばっていきます。
とはいえ
せっかくハードなウルトラマラソンをこなした後なので
スピード・スタミナどちらも強化できる
「峠走」を中心にして10月を締めくくります。
福井県の「エンゼルライン」は片道およそ10kmのドライブウェイです。
今は無料開放で自転車・歩行者も走れます。
今週はここを走りたいですね。
そのあとに「レースペース走」をこなしていきます。
ありがとうございました。