こんにちは。
マラソンシーズンも終盤ですね。
勝負レースはもう走られましたか?
私のシーズンラストは3/3の兵庫県、「丹波篠山マラソン」です。
が、目標タイムはきっぱり明らめて、楽しく走ることを第一に走ります。
思うように走りこめず、サブ3.5はだいぶ向こうに行ってしまった感があります。
気力が続かず、頑張ると簡単に身体に不調をきたす今の自分が
もうすでに本来の自分であるのだなぁと実感しております。
楽しいことと好きなことしか続けてできなくなってきたし、そういうこと自体も減ってきました。興味や関心が狭くなってきたというか・・
何というか、ストイックに自己ベスト更新を目指してハードなポイント練習をすることができない自分を認めて遊ばせてあげよう・・
なので2/26,27日と平日休みを利用して大好きな歴史旅ランをしてきました。
2日間で50kmほど走りましたが全然きつくなかったです。超スローペースでしたが。
初日は私の大好きな旅ランコース、日本最古の道「山の辺の道」です。
山の辺の道の魅力
ランナーなら走り切れる、ほど良い起伏のある山裾のコースが30km以上続きます。
大まかに天理市・大神神社あたりをはさんで北コースと南コースに分かれ、時間や体力に合わせてコースアレンジもしやすいです。
太古からある道なので、人が通るのに最適な道幅で、クルマには厳しい。ゆえに交通量が少なく、信号もほとんどなく、裾の山には段々畑、棚田、梅林、大小無名有名な古墳、古い民家が現れては流れていきます。
ポイントポイントに趣と歴史を感じる神社と廃仏毀釈からのダメージから回復できなかったお寺やその跡を見学させていただき、飽きる間がありません。
俳句やその他思索にふけりながら行くのに最適な道でもあります。
反対方向を見ると広大な奈良盆地が続き、その向こうには二上山、葛城山、金剛山という神聖な山岳信仰の歴史ある、ハイカーに大人気の山々を眺めて走れます。
さらに大事なポイントとして観光・散策の道として整備されているので案内板がたくさんあり、道迷いすることが少なく歩く、走ることに集中でき、公衆トイレの数も十分です。 まさしくパーフェクトです。いうことなし。
さらにさらにいえば、観光・散策の道として整備されているものの、ギラギラとした観光地化は全くされておらず、ここぞという絶景に必ずある「スターバックス」もなくソフトクリームを食べながら歩く観光客もおらず、観光スポットをチェックし終って退屈と疲労感をにじませた方々を散見することもありません。
山の辺を行く人々は思い思いに道を往くことを楽しんでいる人ばかりです。素晴らしい。
今回は曇り空で梅はベストシーズンではなかったですが、奇跡的に晴れ間が現れ、素晴らしい梅林を見させてもらいました。また、天理市の高校生が作ってくれた素晴らしい菜の花畑を見ることができました。
また、驚くべき事実として、この記事でアップした写真はすべて同じ日に走りながら撮ったものです。たまたまの一日でこれだけの美しい、趣ある風景に出会えるのです。
本当はもっとあるのですよ・・
道行く風景のすべてが絵になるといっても過言ではありません。
山の辺の道の魅力を書いているだけで楽しく時間がたってしまいました。
旅ランの実走レポートはまた今度書くことにします。
おかげさまで、何とか今月100kmを越えました。
ありがとうございました。
(^^)/~~~